数千種類の製品(食品トレーなど)を保管し、消耗品とともに個別に梱包・ピッキング・配送する機能を持つ物流センターです。圏央道あきる野ICから1.5kmに位置し、同社の関東ハブセンター(当社設計監理)と2拠点で、首都圏のスーパーマーケットなどへの円滑な製品配送体制を構築しました。基本構想から竣工まで約1.5年という短期工程が求められ、当社で蓄積している物流施設設計・監理のノウハウを活かして対応しました。柱スパンは、パレットのサイズおよびラックのレイアウトや通路の必要寸法から、空間を最大に利用できる最適寸法を割り出して決定しました。隣接する森林は生物多様性を維持しており、生息する動物に配慮して、外観は彩度・明度を抑えた色調としました。また、建物の照明配置や仕様には細心の注意を払って計画しました。さらに、工事中の夜間照明が生態系及ぼす影響を最小限にするよう、十分に配慮しました。
顧客名 | 株式会社 エフピコ |
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所在地 | 東京都八王子市 |
用途 | 自社倉庫、配送センター |
延べ面積 | 60,436m2 |
主構造 | 鉄骨造、耐震構造、外殻鋼管付きコンクリート杭 |
階数 | 地上5階 |
竣工年月 | 2014年9月 |
他 | 「日刊建設工業新聞」2014年12月12日 掲載 「近代建築」2015年3月号 掲載 写真撮影:クドウフォト |