東日本大震災にて甚大な被害を受けた山元町のコミュニティ再生の核となる施設で、「(愛称)ふるさとおもだか館」の「おもだか」は水生植物の一種であり、「結束、団結、繁栄を願う」という思いが込めれれています。 通常時は住民の交流の場として利用されますが、自家発電装置や非常時の備蓄機能も備えていて、有事の際は、防災拠点としての役割も担います。 敷地形状に沿って長方形と正方形を角度を振って重ねた平面形状とし、長方形の突出部にタイルを用いて、外観のイメージを決定。2種のタイルを織り交ぜて使用し、独特な質感を表現しました。 正方形の中心を吹き抜けの階段とし、明るい共用部を計画。ハイサイドライトから取り込まれる光によって白色のグラデーションを感じさせる空間としました。
顧客名 | 山元町 |
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所在地 | 宮城県亘理郡山元町 |
用途 | 文化施設(交流施設等) |
延べ面積 | 2,216m2 |
主構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上2階 |
竣工年月 | 2017年5月 |