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上流工程にある設備設計の醍醐味

2016年入社 山田敏行 電気設備設計

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出身大学:日本大学 理工学部 物理学科
勤続年数:7年
勤務地:本社 所属:第二設備設計部

Q1 現在の仕事について、教えてください。

現在、第二設備設計部に所属し電気設備設計監理を行っています。電気を引込み建物に配電するための受変電設備から、照明・コンセント、TEL・LAN、放送設備、非常照明・誘導灯・自動火災報知設備などの防災設備、セキュリティ設備、監視制御設備等についてお客様の要望を基に設備計画を提案し、設計図書に纏めた上で、建築物へ反映させています。

Q2 電気技師として設計会社を就職先として選択した理由をお聞かせください。

私の場合、経験者採用で入社しました。前職では、電気設備メーカーの設計で受変電設備、非常用発電設備、電力監視設備、無停電電源設備等の設計を行っていましたが、大半のプロジェクトは既に建物の形が決まっている案件が多く、電気設備の計画の自由度は制限され非常にストレスが溜まるものでした。もっと早い段階で上流設計から携わることができれば、より良い設備設計ができるのではないかと考えていました。そういった思いから日立グループの電気技術をバックボーンに設計を行う当社に転職を決めました。

Q3 電気技術者として設計会社である当社での役割についてお聞かせください。

DXやカーボンニュートラルといった時代背景もあり、お客様からの要望も建築設計と電気設備のハイブリッドな対応を必要とするものになっています。日立建設設計へのそういった期待に応えるため、幅広い知識と技術を維持するため日進月歩で進化する新たな技術を取り入れるための勉強を続ける毎日です。多分、生涯勉強を続けて行くんだと思います。笑

Q4 仕事のやり甲斐についてお聞かせください。

日立製品の設計仕様を織り込むことで日立グループ一体となって顧客への提案ができるため、他の設計事務所にはない達成感を感じられることでしょうか。コングロマリット企業の総合的な強みを生かせるところは設備設計者としてやり甲斐を感じます。

Q5 印象に残るプロジェクトについてお聞かせください。

普段関わることのない展示施設の設計監理に携われた日立オリジンパークの建設工事が印象に残っています。建築コンセプト一つとして「自然との共生」がテーマにあったことから木素材が多く採用されており難解なプロジェクトでした。照明のコンサルティング会社を交えて照明効果を細部まで検討したり、意匠的にも展示施設として大空間を維持する必要があり、建築設備における建築基準法や消防法への適合に苦労がありました。

Q6 現在、就職活動している学生の皆さんへメッセージをお願いします。

就職希望者と採用企業それぞれの持ち味を活かしどちらもがWin-Winの関係になれることを要点にしていただきたいと思います。

インタビューを終えて

「実際に就職して現場を知ったからこそ、上流工程での計画の重要性を感じた」設計会社に電気技術者が転職する意義を明確に答えてくれた彼は、その醍醐味を存分に味わっている。

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