1990年入社 構造設計 西田淳子
出身高専:釧路高専 建築学科卒
勤続年数:29年
勤務地:本社
<キャリアステップ>
構造設計部で耐震診断業務や耐震補強設計、工事監理業務を行っています。
直接、命に係わる仕事ですから構造のプロとして「明確に、わかりやすく、そして説得力」のある対応に心掛けています。
日々の業務の中で感じることですが、使い込まれた建物は色々な事を語りかけてくれる気がします。例えば、社員を大切にしている企業の建物は、やはり大切にしようされてきた痕跡を感じますし、そんな企業はやはり業績もよく成長を続けているように感じます。それぞれのお客様の思いに設計で答えて、お客様から「ありがとう」と言われることがやりがいとなっています。
今、力を入れているプロジェクトは、協力会社との共同開発で安全かつ効率的に耐震補強や改修ができる製品の開発です。建材機器を生産してきた企業と、多様な改修実績や、耐震診断・耐震補強設計実績がある当社のノウハウによって新しい製品を生み出しています。
例えば、通常の鉄骨部材の耐震補強は溶接が必要になりますが、火を使う溶接は、改修現場において危険を伴います。そういったリスクを軽減し、効率よく作業を進めるという大きな課題に対して、無溶接で施工ができる耐震補強工法を去年、共同開発しました。今後もアイテム数を増やしていきたいと思っています。
自分が「こういう製品があれば」と感じたことを実現できる環境にとても満足しています。
地方から出て東京に家を借りて住むのは大変ですが、会社に寮や借上げのワンルームマンションがあったのでとても助かりました。今の若い人だと、例えば、奨学金の返済や資格学校の支払いが少なからずあるため、会社が用意した住環境で生活費があまりかからずに過ごせることは大きいと思います。その他ではカフェテリアプラン*を利用し、人間ドックの受診や専門書の購入をしています。
職場は上司に「いつでも相談できる」雰囲気があるところが良さだと思います。それは上司への“信頼”があるからであり、相談したことをそのままにせず上にかけあってくれるなど、相談できる雰囲気ができています。
社内コミュニケーションとしては、部内でご飯に行ったり、趣味の合う人で麻雀、テニス、スキーなどを楽しんでいるようですが、特に「リレーマラソン」では、社長から若手まで部を超えて参加者が集まります。
私生活では、二人の子どもがいるのですが、日立グループの一員でもある当社は福利厚生制度も充実しているので、2回産休と育休を頂きました。職場でも当たり前のように職場復帰の環境を整えてくれたことには今でも感謝しています。そもそも、日立建設設計を選んだのも当時、男女採用での公募条件が設計業界では少なかったですから、入社して正解だったと思います。