病院BCPの考え方
病院という施設はその「機能を持続させること」が最も大きな命題であると言えます。
当社の提案する「災害に強い病院」とは、病院の継続性を支えるための対策を、総合的に対応している病院です。
災害に強い病院計画
日立は建物・空調電気設備・インフラを中心に地震、台風、洪水などの災害に強い施設を提案します。
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東日本大震災病院被災状況
免震構造の病院において、地震による損壊はありませんでした。
また、被災地の医療機関及び弊社社内病院では以下のことが明確になりました。
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機能した面
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- 自家発電機使用により、停電後は一定時間電力を確保
- 大規模災害用のトリアージスペース、医療ガスのアウトレットが有効に機能
- 医療スタッフ確保のため、巡回バスを病院で確保
- 電子カルテの二重バックアップ
- エレベーター保守体制の強化による、迅速な復旧
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機能しなかった面
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- 津波により電子カルテがストップ。急遽、紙カルテの対応となり、混乱が生じた
- 水の確保が困難。備蓄量では3~4日しか持たない(井戸水の確保が必要と感じた)
- UPSや非常用電源は確保していたが、配線がすべてカバーできている訳ではなく、必要なところが思いの他カバーできていなかった(滅菌室など)
- 紙カルテの散失により、診療がストップした(津波による)
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