昨今のクリーンルームは液晶を始めとし製品サイズの大型化や量産化に伴い、大規模化しています。それに伴い増大するエネルギー消費を、いかに抑制するかが設備設計の大きなテーマとなります。某液晶工場事例では、高効率空調(高効率ターボ冷凍機、インバータターボ冷凍機、高効率縦型蓄熱槽)や各種熱回収など省エネ施策を実現し、効果を上げています。
老朽化した既存冷凍機の更新に伴い、各種ケーススタディを行い、夜間電力利用の大規模氷蓄熱システム(容量12,000RTh)の導入を計画し実施しました。電力費の削減により初期投資は約4年で回収、併せて電力負荷平準化及びCO2削減などに貢献しました。
データセンターなど高度情報を24時間365日運用している施設では、機器の故障を始めとし、自然災害などまで含め、安定的に電源を供給する必要があります。当社設計の写真の施設では、停電や保守時でも電源を無瞬断で切り替え可能な、電源の完全二重化、高信頼電源供給システムを提案し、安定稼動に貢献しています。
熱負荷の大きい大空間工場等の作業環境確保のため、最適な換気口配置を、事前の気流・熱流解析により提案します。
立地条件や建物の特性に即した新エネルギー・未利用エネルギーの提案を積極的に行っています。
たとえばデータセンターにおいては、外気を利用し夏季以外の冷凍機を停止することで、大幅な省エネルギーを実現します。
外気利用
浄化槽排水熱利用