BCP:事業継続計画(Business Continuity Plan)
BCP(Business Continuity Plan)とは
BCPとは様々な事故や災害リスクを想定し、損害を最小限に抑え、
中心事業活動の早期復旧を実現するための計画(対策)です。
多様化が進む災害
従来のBCP対策項目に加え、SCMの見直しや、COVID等、感染症対策も企業様の重要なBCP対策項目に加わり、多様化が進んでいます。
近年、海外に生産拠点の一部を置く企業にとって、サプライチェーンの見直しも重要な課題(SCM:サプライチェーンマネジメント)となっています。海外拠点の国内回帰も視野に入れたSCMの再構築もBCP対策の一環と、捉えるべきではないでしょうか。
マイルストーン(イメージ)
BCP策定のための要件定義
ワークショップを開催し、参加者の考えやアイディア、災害時のハザードマップを想定することで、対策条件の整理、プロジェクトの意義付けを行います。
施設のBCP基本構想メニュー
- 1.目的
- 施設整備の目的設定
- 2.災害リスクの評価
- 想定災害の調査(各種ハザードマップ、役所)
- 災害シナリオの設定
- 3.BCPの目標水準設定
- 既定BCPポリシーの確認
- 復旧時間
- 対策本部
- 対応範囲や重点建屋の設定
- 4.対策項目の洗い出しと概算
- 改修、修繕
- 新設、バックアップ
- 建替えなど抜本改革
- 概算算出し、費用対効果と優先順位の設定
- 検討に必要な調査項目の洗い出し
- 5.マスタープラン案の策定
- 対策項目を選び、複数案を検討
- 複数案の比較検討によりマスタープラン決定
- マスタースケジュールの策定
- 他プロジェクトとの整合
施設のBCP基本設計プロセス
- 1.調査
- 測量(境界、高低、状況、)
- 資料調査(図面、)
- 現地確認
- 劣化診断
- 耐震診断
- 構内インフラ調査
(電気、通信、ガス、上水、工水、排水、雨水)
- 2.設計
- 建屋 改修設計
- 建屋 補強設計
- 建屋 解体新築設計
- インフラ 盛替え設計
- 3.概算・評価
- 改修、補強、解体新築、盛替えにかかる工事費の算出(概算)
- 設計後の各対策の評価
(シナリオが発生した場合の性能)
- 4.マスタースケジュールの更新
- 基本設計内容の工事を加味した工程に更新
BCPコンサルティング実績
当社は日立グループの設計事務所として様々なBCP対策のサービスを実施してきました。